それは儚い夢物語、だったのかもしれない。
自分の病気を克服し、かつて味わっていた自分と同じような苦しみの人達を救い、導く。
心理学を使って相手が本来の姿に戻れるよう、導く。
子供達が日本から世界に羽ばたけるような学校を作り、導く。
因みにこれらはかつて私が描いていた理想の自分だ。
こうやって恥じらいもなく羅列してみると、一体私は何をそんなに導きたいのだろうかと思う(笑)。
あとこんなのもあったな。
自分の施すアロママッサージで相手を癒し、人生を良い方へ導く。
栄養学を学び、体調が悪い人を良くし、人生も良い方へ導く。
こうなるともう、私は「導きたい星人」じゃないか。
いやあ…憧れだったんだよね。
実際自分の近くにそういう人もいたからなあ。
カリスマとかさー、あなたのお陰で人生変わりました!とかさー、ほんとそんな人になりたかったわー。
現実は自分の病気一つ治せずぐずついているし、栄養学学んだはいいが、結局サプリ飲むならグレードの良いマルチビタミンがいい、とか、自分の心を扱うので精一杯とか。
そもそも本当に「導く人」は「導きたい」なんて思ってないんだけどねー。
自分の心の癖を何とかしたい。