ゾウの見た夢

残念ながら年には逆らえないおばちゃんの独り言

人生の自転車練習

思春期。

それは子供と大人の狭間で揺れ動く年頃。

 

思春期。

それはホルモン分泌が盛んになって、心がイラつきやすい年頃。

 

思春期。

それは自分を見つけるためのもがく時期。

 

思春期。

独り立ちする助走期間みたいなもの。

 

思春期。

それは一人の人間として生きていく上で大切な時期。

 

 

…ああ、分かってはいるのだよ、頭では。

思春期の子を持つ親もまた揺れ動く。

 

大人になっていく「証」を見つけては複雑な気持ちになる私。

 

分かっているのだよ、頭では。

でも心が追い付かない。

 

私の手から離れる準備を始める我が子に

思わず手を引いてあげたくなる親。

 

自転車の練習を思い出した。

あれに近いね。

でもいつまでも自転車を支えていたら、転ばないけど自分では乗れるようにならない。

 

我が子が大人になる証を見つける度に

喜べたらいいのにな、と思う。

 

我が子の行動をもっと信じてあげたらいいのにな、と思う。

それが出来ないのは、私自身が悲しくなるのが嫌だから。

そしてそれも分かってる。

 

どっしり母ちゃんになりたいなー