天使の羽が舞い降りる。
ああ、どうか私の背中にも羽が生えますように。
ところで天使に羽があるのは何故なんだろう?
昔、とても辛かった時期に「どうして私の元に神や天使はやってこないのか」、
そう思った時があった。
助けてほしい時に来てくれないなんて意味があるのかと思いながら、
私の元へやってきて助けてくれることをひたすら願い、
でも結局何も天の助けなんぞなく、「神も天使もいないじゃないか」と
ふてくされていた時期があった。
振り返れば「あの時自力で何とかその場を乗り越えたからこそ今がある」
という事が多くて、神様や天使に助けてもらわなくて良かったと
思う事ばかりなのだが。
人生は自由で、自由だからこそ様々な選択肢がある。
その選択肢を一つ一つ選んで今の自分が出来ていて、
きっと神様や天使はそんな自分をある意味ハラハラしながら見守っているのだと思う。
「ああ、あいつ、あんな方向に行きゃがって。違うのに~」
そう思う事も多々あろう。
それでもじっと正しい方向へ戻る事を願いながら見守る。
でもって、正しい方向へと戻った時には喜び、あわよくば変な方向へ行ってしまった時の「学び」を持ち帰った時は大喜びだろう。
いわば見守り上手な親という所か。
そう考えれば神様や天使っていうのは、とても忍耐強い事が条件となる。
何故なら今世で「正しい道」に戻らない可能性だって大いにあるから。
自分が死んだとき、「マジかよ」とため息つかれている可能性だって大だ。
多分そっちの方が多いだろうな。
そう考えると神様や天使ってすごいな、と思う。
私は夫や娘につい口出ししすぎるのは、人間だからってことで許してもらいたい所です。